講師プロフィール

ピアノの音色で伝わること、伝えられることがたくさんあります。
日本、ヨーロッパでの経験でたどり着いた 私のピアノ観です。

自己紹介

1971年生まれ、神奈川県厚木市出身。
4歳よりピアノを始める。音楽大学には、特待生として在籍し、卒業時に特別賞を受賞するが、スイス・レンクにて行われている海外ピアノ研修に参加後、ヨーロッパの生徒の音楽性の豊かさ、技術の高さに愕然とし、留学を決意。
4年間のスイス留学経験の中で、バロック音楽から近代音楽(バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ブラームス、ドビュッシー、ラベル、バルトークなど)まで、幅広くクラッシック音楽を学び、レパートリーをもつことができたが、ポーランド人が弾く歌うようなショパン、ドイツ人が弾く哲学的な古典派音楽など、自国の作曲家の作品に対するヨーロッパの生徒達の自然なアプローチを感じ、「自分の心の音楽は何か」、「やりたい音楽活動は何か」と模索し始める。
留学3年目にディプロマ取得試験で、課題曲として弾いた武満徹のピアノ作品に触れて、改めて日本の音楽作品を見直す切欠となる。

現在、クラッシック音楽を指導するからわら、日本叙情歌をピアノで演奏。町家風の我が家で、障子や木の柱、天井に染みわたるような和の音色を楽しみ、奏でています。
2008年12月に長男を出産してから、妊婦さんやおなかの中の赤ちゃん、子育てで行動範囲がせばめられるママさん達の心に響く、日本叙情歌と身近に親しみやすく感じられるクラッシック音楽をプログラムとした小さなコンサートを企画中。
また、高齢化社会が進む現在、施設にいるお年寄りの方々にも、心の故郷である日本叙情歌を聴いてもらえるような演奏活動ができたらと考えています。

略歴

昭和音楽大学音楽学部ピアノ科卒業
同音楽大学院 専攻科修了
スイス・チューリッヒ音楽院に留学
同音楽院の最優秀賞付きディブロマ取得
スイス・バーセル音楽院に、研究のため1年間在籍
日本に帰国後、昭和音楽大学付属音楽教室の講師として、後進の指導にあたる。

これまでに、浅井洋子、川添雅嗣、オメロ・フランチェス、アードリアン・エティカーの各師に師事。